


私は以前、京都生協の組合員活動で魚の産直活動に関わっていました。当時、一尾ものの魚になじみのない方が多く、魚のおろし方や食べ方の工夫を伝える教室を自主的に行っていました。そして海のダイオキシン汚染から環境問題に関心をもつようになった頃、地球温暖化防止京都会議(COP3)が開催されることになり、魚教室のかたわら温暖化問題を勉強しはじめました。産官学および市民が協力しあって持続可能な社会の実現を目指す「京のアジェンダ21フォーラム」で「食の循環」というワーキンググループを仲間と一緒に作って参加し、生ごみ堆肥化に取り組むとともにエコクッキングも進めていきました。そうしたさまざまな過程から、現在はエコクッキングの講師をさせてもらっています。

「エコクッキング」というと、捨てる部分を食べるイメージがあるかもしれませんが、本当は違います。1万円のコース料理でも、500円の丼でも、エコ的に配慮しなければいけない部分があります。それが「どこか」ということを、エコセンに来て学んでほしいと思います。今までごみだと思って捨てていた部分でも、実はお金を出して買っていいほど栄養的な価値があるものだったりするわけです。例えば、すいかの皮は果実よりも利尿作用があり、腎臓にとても良いといわれています。我が家ではすいかの皮は煮出してお茶に、白いところはお漬物にしていますが、赤い果実のところより人気で早くなくなります。
また、エコクッキングでは「料理」だけでなく、その前後にある「買い物」と「片づけ」も大切です。いかに無駄なく必要なものを買うか? 安全でおいしいものをどうやって選べばいいか? 水を汚さずになるべく少量で洗うには? 生ごみを減らす方法は? などなど、環境にやさしい食生活の“知恵”を伝授していきたいと思っています。エコクッキングに参加された方が、「環境って大事なことなんだ。自分もちょっと気をつけてみよう」と思ってくださればうれしいですね。
子どもも大人も、環境についていろいろなことが勉強できることです。建物自体が省資源型の設備をたくさん導入していますし、展示解説や体験プログラム、図書コーナーなどもあります。
もう一つの魅力は、エコセンから環境意識の高い人材が多く育っていることですね。エコメイトとして登録された方がここで環境の学びを深め、地域へ環境活動の輪を広めていく──素晴らしいことだと思います。
京都市伏見区深草池ノ内町13
青少年科学センターすぐ隣!!