畳とうちわ、できました!

今日はたくさんの雨が降る一日となりました。

先週の土曜日・・・「オリジナルうちわをつくろう!」のイベントで、てづくりうちわができました!

ちょっと季節外れのイベントだったのですが、それには理由が…

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この人が、うちわづくりの先生の佐々木さんです。

エコセンがある、伏見区の深草という場所では、竹が取れ、もともとうちわづくりが行われていたという歴史があるそうです。

その「うちわづくりを復活させたい!」という思いで、修業を始められたのが佐々木さんです。

「そろそろうちわづくりのイベントができるようになったので、ぜひ!」という声をかけてもらい、実現しました。

佐々木さんを先生にお招きして、一昨年企画展と”絵付け”のイベントを実施しましたが今回は初めて、

紙貼りの作業から、行うイベントを実施しました。

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なかなか難しいのりを塗る作業!

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無事紙を貼り終えると…骨を切っていきます。春から小学校1年生の子も、がんばって挑戦中の様子です。↑

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縁の部分と持ち手の部分の仕上げをして、絵付けをして、できあがりです。

なかなか難しい作業が多かったうちわづくりでしたが…子どもから大人の方まで、完成することができました!

佐々木さんの修業はまだまだ続くそうです。参加者の中からも、「うちわづくりをもっと教えてほしい!」と、たくさんの声をいただきました。一緒に修業をする仲間が増えたようです!興味がある方は、ぜひエコセンまでお問い合わせください。

うちわ職人さん登場の後、

この日の午後は…畳職人さんが登場です。

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11年間使い続けて、畳はボロボロになっていました。張替前に、設置場所の印をつけて修理開始です。

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古い畳を剥がして、新しい畳に張り替えてもらいました。

なかなか普段近くで見ることができないため、職員も、通りかかったお客さんも作業を覗いて行ってくれました。

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↑畳の中身はこんな感じになっています。 

今回の新しい畳は、熊本県産の本イグサ!を材料にしています。修理中はずっと、いい香りが漂っていました。

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新しい畳を縫い付けた後は、縁(へり)をつけて完成です。

畳を入れる家や、畳の張替を行うお家も減ってきたそうです。「昔は近所に畳屋さんがあったな~」と、お客さんも話をしていました。

職人さんが、各家庭によって傾きや隙間を調整しながら、修繕を行っていくので、畳一枚一枚が「世界に一枚しかないと、言えますね」と教えてくれました。

エコセンも、1センチほど空いてしまっていた隙間を調整してもらい、直してもらいました。

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↑設置後、できたてほやほやの畳をみんなで楽しみました。

ツルツルで、いい香りが漂う得古座敷となりました。触り心地も、座り心地も、とっても気持ちよくなりました。

みなさんも、ぜひ、きれいになった得古座敷に遊びに来てくださいね、お待ちしています。

うちわ職人と畳職人のお仕事を、近くで見たりお話が聞ける一日となりました。うちわづくりのイベントは、また季節がぴったりのころに開催を目指して企画中です、お楽しみに!

( しらと :)