おやおや なかにわに
こんにちは。五月も終わりですね。
今日も思わず「あつ~い」と口にしてしまうような気温でしたね。
今年の夏はどれだけ気温が上がってしまうのだろうかと心配になってきました。
そんな気温の中で、中庭に植えてある木の上で元気に動き回っていた「虫」がいたので紹介します!
どこに何がいるかわかりますか?
ちなみにこちらの樹木は「ヤマザクラ」です。
もうすこし寄ってみましょう。
あんとなくわかってきましたね!
あ、間違えた!なんとなくわかってきましたね!
そうです。アリです!このアリ面白いんですよ。
蜜を舐めているのです。
桜の葉っぱの付け根を「葉柄(ようへい)」と言いますが、そこにある点が見えますか?
この点を「蜜腺(みつせん)」と言います。
この点が2つあると思いますが、ここから少しだけ蜜が出ているのをアリが舐めているのです。
どうしてこの蜜を出しているのかというと、桜はアリにパトロールをしてほしいのだと思います。
桜にとって害のある虫や虫の卵をアリに食べてもらったり、巣に持ち帰ってもらうためだと言われています。
そのために、桜は蜜を出してアリを誘き寄せ、蜜を提供しているのです。
(蜜を出すことについては諸説あります。)
いい関係を築いている桜とアリ、なんだかおもしろいですね!
ヤマザクラ以外の桜にも同じように蜜腺はあります。
皆さんのお家の近くにある、桜を見てみてほしいです。
そのような様子が見ることができると思います。
エコロジーセンターの屋上の畑や田んぼにもいろんな生きものが住んでいたり、立ち寄ってくれたりと日々楽しませてくれます。
ぜひエコロジーセンターに来られた際には、屋上や中庭に上がってみてください。
(やまうち あつし)