「食べものどうなるの?〜フードロスと未来の食環境〜」開催報告!
10月30日(日)に3R推進月間&世界食料デー月間PRイベント「食べものどうなるの?~フードロスと未来の食環境~」を京都市ごみ減量指針会議と京エコロジーセンターが一緒に開催しました。
毎日食べる食べもの、何気なく捨てているかもしれない食品ごみ(フードロス)。
いろんなブースに参加して、楽しくみんなにできる”エコ”を見つけてもらいました。
今回も、たくさんの方にご協力いただきました。
それでは、各ブースの様子を写真でご紹介します♪(敬称略)
まずはステージショー
●まち美化戦隊ゴミコロレンジャー登場!!/NPO法人スウィング
ごみブルーにちきゅまるも仲間入り?!
おもしろい寸劇で食べものなどを残さず食べることやポイ捨てをなくそう!と呼びかけてくれました。
●キミにもできる!食べ物をごみにしないために/日本チェーンストア協会 関西支部 参与 斎藤敬氏
わたしたち消費者が気を付けることで簡単に食品ごみになることを防げるポイントなどをお話しいただきました。
●伏見の廃棄野菜のいろは/伏見わっしょい新党(龍谷大学学生グループ)
伏見の農家さんが廃棄野菜を減らす(出さない)ために工夫されている取組みについて、紹介してくれました。
●「戸建て住宅地区からごみとして出された、手を付けていない食料品(概ね80世帯3日分)」(平成22~27年)/写真提供 神谷 潔(もったいないを伝えるごみ図鑑編集委員会会長)
2階吹き抜けの壁にドーンとインパクトのある写真を展示させていただきました。
タイトルの通り、こんなにたくさんの食品ごみが家庭から出ているのです。
今月の11/25頃まで掲示していますので、ぜひ見に来てくださいね。
●遊ぼう!学ぼう!野菜市/伏見わっしょい新党(龍谷大学学生グループ)
ステージのお話しを聞いて、野菜はあっという間に完売!
野菜のクイズやトランプを使って楽しく野菜について知ることもできました。
●おうちにある食品でボランティア!フードドライブにご協力ください!/セカンドハーベスト京都(2HK)
使い方がわからない、多く買ってしまったなどの理由で食べないまま消費期限を迎え、捨てられてしまうことも「食品ごみ」になる原因のひとつ。
まだ食べられるけど、家庭で眠っている食品を回収し、様々な事情で食費を削らないといけない人へ届ける取り組みです。
約60名の方がブースに届けてくださいました。
●やってみよう!ふろしきワークショップ/ふろしき研究会
ついつい手軽な外食やコンビニやスーパーで買ってしまうという方もいるかもしれません。
食事を手作りし、必要な分を必要な分だけ食べるのもいいですね。
ふろしきを使って包んだお弁当を持つと楽しみが増え、ごみも減らすことができますよ。
●食品ごみのルーツを探れ!案内ツアー/京エコロジーセンター ・(京山城屋)
エコセンの展示を通して、「みなさんも、食品ごみに心当たりはありませんか?」と少し考えてもらえるようなスタッフによる解説。
主婦の方と”あるある”会話は盛り上がっていましたよ!
食品ごみになりがちな野菜などの生鮮食品。乾物を取り入れることもアイデアの一つです。
●野菜からできたクレヨンでぬりえコーナー/京エコロジーセンター
廃棄野菜からできたクレヨンもあるんですね。
環境漫画家ハイムーン先生の食と環境に関する「マンガ」をぬって、親子でメーセージを考えてもらえたら嬉しいです。
●教えて!お店で出たごみは、どうなってるの?/京都生活協同組合
●教えて!お店で出たごみは、どうなってるの?/イズミヤ株式会社/日本チェーンストア協会 関西支部
この2つのブースでは、スーパーなどの「食品ごみ」を減らすための取り組み事例の紹介とあわせて、
「消費期限と賞味期限」の違いや、1/3ルールについて知ることができました。
消費者である私たちも一緒に「食品ごみ」を減らせるよう、考えていくことが大切ですね。
●紙芝居ひろば”食べものをたいせつに!” /京エコロジーセンター環境ボランティア・イベントグループ
エコセンの図書コーナーには、「食」に関する紙芝居や絵本もたくさんあります。
エコセンボランティアのみなさんが練習し、楽しく読み聞かせ♪
人気のブースでした!中には、お話しに感動して涙される方も・・・
●実演!エコせっけんは、何でできてるの?/京都市ごみ減量 めぐるくん推進友の会
こちらも大人気!廃油も家庭から出る調理ごみの一つですね。
廃油を再利用した「エコせっけん」を作る体験。
エコセンでも玄関前で廃油の回収を行っています。ぜひご協力ください!
●フードマイレージゲーム(買い物ゲーム)/京都府地球温暖化防止活動推進センター
●フードマイレージゲーム(ハンバーガーの向こう側)/京都府地球温暖化防止活動推進センター
こちらはフードマイレージについて楽しく考える体験。
値段は高いことも有るかもしれませんが、国産商品を買うことも地球のためにできることのひとつ。
食べものが作られてから食卓に届くまでにかかるエネルギーなどについて知ることができました。
●牛乳クイズに挑戦!・飲みキリ&手開き体験/雪印メグミルク株式会社/京都市ごみ減量推進会議
小学校給食に出ている牛乳。紙パックはトイレットペーパーにリサイクルされています。
でも、飲み残しがあると、水が汚れてしまったり、リサイクルしにくくなってしまいます。
牛乳を捨ててしまうことは、お乳を出してくれた牛を育てるのにかけたエネルギーや飼料も捨てているということ。
学校で給食を残さず食べることもみんなにできることですね。
●プロが作る!丸ごと食べキリレシピの紹介&試食/全日本調理師連盟(福井幸男氏、藤澤しおり氏)
●プロに聞く、美味しい!無駄なし!調理法/全日本調理師連盟(福井幸男氏、藤澤しおり氏)
普段捨ててしまいがちな野菜の皮。そんなに厚くむかなくても、十分食べられます。
人参やカブなどの捨ててしまう部分を捨てずに食べるレシピを紹介してもらい、
実際に試食ができました!おいしいレシピばかり。ぜひご家庭に帰って作ってみてもらえたら嬉しいです。
家庭でできる調理の工夫についてトークショーもしていただきました。
●まちなかコンポスト~自分のライフスタイルに合った生ごみ処理を考えよう!~/有限会社ひのでやエコライフ研究所
コンポスポって面倒な気がするという方も多いのでは?!
ミミズコンポストやダンボールコンポストなど、様々なコンポストを展示し、それぞれについて解説しながら、みなさんに合うコンポストを見つけてもらうブース。
実際にコンポストに取り組んでみると、生ごみの量がぐっと減って驚きますよ。ぜひ始めてみませんか?
●素材にこだわったお弁当/季節とつくり手がみえるおばんざい食堂「ひとつのおさら」
前日に行ったプレイベント『都市を耕す-エディブル・シティ』上映会&トークにゲストとしてご協力いただいた西村さんに、お弁当販売にもご協力いただきました。手作りの素材の味を生かしたお弁当。とっても美味しかったです。
●スタッフがイベントまでにチャレンジした「リボベジ」も展示していました。
●野菜廃材からできたシート製品の展示/廃棄野菜有効活用ネットワーク(木村照夫氏、田村有香氏)
廃棄野菜からできた紙(シート)でできた素敵な作品展示。
捨ててしまうのではなく、新たな製品に生まれ変わらせる取り組みも少しずつ増えていますね。
●エコな冷蔵庫で食べものを救え!/京エコロジーセンター
冷蔵庫の中を減らすだけでも食べ忘れや買いすぎによる「食品ごみ」を減らせるというアンケートからのデータもあります。
そんなことを知ってもらうきっかけにと、冷蔵庫を楽しく整理するゲームを考えました。
冷蔵庫の中を整理するのもみなさんにできるエコですよ。
●食べものどうなっ展/京エコロジーセンター
9月から開催していた人気の企画展を1日だけ復活させて、会話しながらみなさんが買い物を通してできるエコについて考えていただきました。
今回のイベントでは、色んなブースを巡って「食品ごみをへらすためにみんなにできること」を見つけてもらう、クイズラリーやスタンプラリーも行っていました。
「残さず食べる!」「買いすぎない」など、たくさんのできることが見つかったようです。
年間302万トンという家庭からの「食品ごみ」が日本で発生しています。
この「食品ごみ」は私たちが普段の生活でちょっと意識したり、工夫することによって減らすことができます。
一人一人が無理なく楽しく取り組めることをエコセンはこれからも提案していきたいと思います!
ご来場いただいたたくさんの皆さま、ありがとうございました!
(おすぎさん)