ちゃぶ台のはなし
エコロジーセンターの一階の展示室には、環境に関する展示物やパネルなどを置いて来館者の方に見ていただいています。
その展示室のスペースに得古座敷(えこざしき)という、京都の町屋を解体する時に出てきた廃材を使って組み上げた『和室』があります。そこには、現代の生活に取り入れられにくくなった「床の間」や「土壁」も作り、畳を敷き、建具を入れ、ちゃぶ台を置いています。
そのエコ座敷でつい先日、ちょっとした残念なことがありました。
ちゃぶ台の脚部を支える部分が折れていたのです…。
どのような理由で折れたのかは、わかりません。
何れにしても使えない状況であったので、修理をすることにしました。
折れた部分と同じような大きさの木材をエコセンで探し、切って、削って、とんかちトンカチやって、元と近い状態までになりました。※右側の部分
材料は「檜(ひのき)」で、使用されている樹種とは違いますが、きちんと収まりました。
これで、また使うことができます。
壊れてしまって捨てる事は簡単ですが、直して使い続けることも大切です。愛着があるものであれば、より大切に使おうという気持ちも沸いてくるでしょう。
モノが壊れてしまった時に、ごみとして捨てないためにどうしたらいいかと考えてみるのもなかなか楽しいものですよ。
皆さんも一度お試しください。
(山内)