京のSDGs学校「動物園での生物多様性保全の最前線」を実施しました!
11月27日に、オンライン連続イベント「京のSDGs学校〜未来をつくるオンラインセミナー」の第2回目を実施しました。
この日は「動物園での生物多様性保全の最前線」と題し、井の頭自然文化園(東京都武蔵野市)と当館をZoomでつないで実施しました。
井の頭自然文化園ホームページ
イベント前半は、動物園の歴史に始まり、生物多様性の保全を目指す上で動物園が果たす役割や、実際に行われている取組みについてお話しいただきました。
後半には、中継先である井の頭自然文化園から動物たちの様子を生配信していただきながら、それぞれの動物の飼育や保全について解説をしていただく「オンラインツアー」を実施しました。
今回は特別に3種類、ツアーにて見せていただいた動物を画像でご紹介します。
①ツシマヤマネコ
長崎県の対馬にのみ分布する野生のネコです。現在、野生での個体数は100頭ほどと絶滅が心配されています。
この個体の名前は「モモちゃん」で、今回は熱心なモモちゃんファンの方にもご参加いただいていました!
②ニホンリス
井の頭自然文化園内の「リスの小径」では、大きなドーム状の施設の中にニホンリスが放され、行動を観察することができます。
愛らしい姿に、参加者のみなさまも思わず顔がほころんでいました。
③カタマイマイ
東京都の離島、世界自然遺産でもある小笠原諸島にのみ分布するカタツムリの仲間です。
こちらも絶滅が心配されています。普段意識しない生物の中にも、絶滅の危機に瀕しているものが多くいることを、改めて痛感しました。
当日は参加者の方からもたくさんのご質問やリアクションが届きました。
東京は寒かったそうですが、時間いっぱいまでツアーを楽しませていただきました。
今回講師としてお話いただいた東京動物園協会さまのホームページには、ご自宅から楽しく学べる様々なコンテンツがあります。
このブログでご紹介した動物たちの保全のための取組についても紹介されています。
下のリンクからご覧いただき、動物や動物園への興味を深めてくださいね。
東京ズーネット 保全への取組:https://www.tokyo-zoo.net/conservation/index.html
東京Zoovie(バーチャル都立動物園水族館探検):https://www.tokyo-zoo.net/zoovie/
みなさまも動物園や水族館に行く際には、目の前の動物たちが置かれている現状や、職員のみなさまの様々な取組にも思いを馳せてみてください。
(かなじ)