里山たいけん隊〜京都の自然と、私たちとのつながりを知ろう!〜 第5回目を開催しました!

今年度、新たな取り組みとして自然共生・生物多様性をテーマとした全6回の講座を実施しました。

その名も『里山たいけん隊~京都の自然と、私たちとのつながりを知ろう!~』です。

親子を対象に田植えや稲刈り、里山の観察などを通して、“人と自然のつながり”、“人と生きものとの関係”を考えてもらいながら、“自然共生”“生物多様性”について学ぶ講座です。

その第5回目の様子をご紹介します。

■10月25日(土) 9:00~17:00 @雲ケ畑・足谷

今回の目的は、「採蜜(さいみつ)体験」と「炭盆栽(すみぼんさい)づくり」です。

マイクロバス2台に乗って、鴨川の源流域である「雲ケ畑・足谷」エリアへ。

最初に「雲ケ畑・足谷 人と自然の会」の方から、「雲ケ畑・足谷」の説明を聞きました。

続いて、「蜂蜜荘」の方から、ミツバチの生態について教わりました。

セイヨウミツバチの巣箱を観察中。

巣箱は、夏に「雲ケ畑・足谷」に設置していたものです。

巣枠の「蜜蓋(みつぶた)」を専用の道具ではがし、ハチミツを採取していきます。

これを遠心分離器(えんしんぶんりき)に入れて、交替でぐるぐる回します。

遠心分離器(えんしんぶんりき)のコックを開けると、搾りたての濃厚なハチミツが!

ボトルに詰めて、採りたてのハチミツの完成!

普段口にしているものとは一味違う希少(きしょう)なハチミツ(※)の味に、参加者は大興奮でした。

※「雲ケ畑・足谷」に自生する「ミカン科カラスザンショウ」の木のハチミツ。

昼食の後は、炭盆栽で使う苗木の採集に出かけました。

自分自身で、小さな小さな苗木を探します。

「雲ケ畑・足谷 人と自然の会」の方から、何の苗木かを教えていただきました。

雲ケ畑小中学校(休校中)に移動して、いよいよ炭盆栽づくりです。

ここでは、「山の人と町の人をむすび鯛」の方に手順を教わりました。

雲ケ畑の木で作った炭焼きの容器を使用します。

自分だけの、オリジナルの炭盆栽の完成!

最後は、雲ケ畑小中学校の校舎の前で記念撮影。

保護者の方からは、「自然の恵みに感謝することを学べた」「普段は見落としていた小さな“自然”に気づくことができた」「市内からわずか30分のところに、貴重な里山が残っていることに驚いた」という感想をいただきました。

なお、雲ケ畑・足谷へは、「もくもく号」で行くことができます。

(注:1日1往復です!)

 

【第1回目の里山たいけん隊の様子はこちら】

【第2回目の里山たいけん隊の様子はこちら】

【第3回目の里山たいけん隊の様子はこちら】

【第4回目の里山たいけん隊の様子はこちら】

 

(もりかわ)