希少植物のアヤメが開花しました!

エコセン玄関前では、KESエコロジカルネットワーク(KESエコロジカルネットワークについて: 事業所で守り育てる「和の花」写真展)の活動の一環で希少植物を7種類育てています!

春に一斉に芽吹き、気温もどんどん上がり、日光もさんさん降り注ぎ、その葉をぎゅんぎゅん伸ばす希少植物たち。
今回そのトップバッターとして、
今年も早速開花してくれていたのは「アヤメ」です!

(※投稿時には時期が少し過ぎてしまったので、今は開花が終了してしまいました。高画質の写真でなんとか許していただければ!泣)
皆様もアヤメは見たことがありますでしょうか。

よく似た花であるカキツバタ、ハナショウブは水生ですが、アヤメは陸生です。
また花の黄と紫の文目の模様でも見分けることができますよ。
私は去年もこの育成を担当しており、なんて綺麗なお花なんだぁぐらいにしか思っていなかったのですが、今年はお花の構造や色について少し調べてみましたところ発見がありました!

アヤメの花被(花びら)は、一番外側には下に広がる外花被が3枚、上に立ち上ってピンッと立っている内花被が3枚、そしてその間には花被状の雄しべ(花柱)が3本、その下には雌しべが隠れています。

大きな外花被の生え際の部分は、紫・白・黄色の網目状の模様になっており、この部分を「蜜標(みつひょう)」と呼ぶそうです。英語ではネクターガイドというそうです。

そしてなんとこれが、虫たちに蜜はここにありますよー!と示すものだそうです。花と言っても体の小さな虫たちにとってはすごく大きいので、どこに蜜があるかわかりにくいですよね。そこで、アヤメは虫たちのために、じゃあ道しるべをつくりましょう!!ということで、虫の目にとってわかりやすい色にしているんだそうです。

そういえば、確かにほかの花も雌しべや雄しべがある中心部は、色や柄が変わっているような…..!!?あれは虫たちのためだったのか。子孫を残すためのマーケティングがばっちり過ぎて、思わず感銘を受けてしまいました。。

さてさて、今年は5月の時点ですでに30℃を越える日も多くありますよね。ちなみに私はすでにほぼ毎日半袖で、このまま夏を迎えるともう打つ手がない状況です。笑

希少植物育成もエコセンのボランティアさんと協力しながら、朝・夜とお水をあげていますが、早くもすぐ水が切れてしまいそうになる日が多いです。

まさに地球沸騰化ですね。私たち動物は涼しいところへ動けますが、植物たちは動くことができないので、この大きな地球環境の変化に耐えきれず、生息地を減らす植物が増えているのは肌でも感じることができますよね。

こんな状況でも、力強く芽吹き、葉を伸ばし、花を咲かせる希少種たちに元気づけられる日々です。

さぁこれから秋まで、希少種の開花レースが始まりますので、乞うご期待です!静かなエコセンのエントランス入口前では、実は希少植物ランナーたちのレースが繰り広げられています!
皆さんもお見逃しなく~!

次は、ピンクで可憐な「カワラナデシコ」が咲いてくれそうな予感!ぜひ皆さんもエコセンにお越しの際は、希少植物をご覧になってみてくださいね。

(こまき)

<参考HP>
いずれアヤメかカキツバタ アヤメ属[中編]|東アジア植物記|読みもの|サカタのタネ 家庭菜園・園芸情報サイト 園芸通信
「見える世界と見えない世界」 【2007年2月号】 | 理学部 | 東邦大学