「身近な野鳥を見てみよう!〜エコセンの近くでバードウォッチング〜」(3月2日)を開催しました

子どもたちに身近な自然に親しんでもらうために、今回はエコロジーセンター近くの公園にいる野鳥観察を企画、実施しました。まずは室内で講師の寺田綾乃さん(日本野鳥の会京都支部)から「野鳥とは何か」の説明を聞いたり、知っている鳥の名前を参加者の子供たちに答えてもらうなどしました。

それから室内で双眼鏡の使い方を学びました。中には自分の双眼鏡を持ってきている子どももいました。

寺田さんが持参してくださった望遠鏡をお借りし、最初に見つけたハトを観察しています。すぐに見つかったこともあって、子どもたちは前のめりになりました。

見かけた鳥については、寺田さんからイラストを使って説明を受けました。

観察できた中ではツグミだけがカメラでとらえることができました。長く地上にとどまってくれていたので、エサをとっている様子を子どもたちが見ました。

アキニレの木が1本あって、近くにカワラヒワが来ていました。地面に落ちているアキニレの種を寺田さんが手に取って、カワラヒワにとっては栄養価の高いエサになっているとの説明がありました。

センターに戻ってから子どもたちに「とりのきもち」をそれぞれ書いてもらい、一部発表してくれました。今日は天気が良かったこともあって、鳥たちも心地よさそうに日向ぼっこしている様子が印象に残ったようです。

当初はほとんど鳥が観察できないかもしれないと予想していましたが、実際には好天に恵まれたこともあって10種類近くを見ることができました。センターのすぐ近くの公園にそれほどたくさんの鳥がいるとは知らなかったはずで、子どもたちにとって新鮮な発見になったと思います。鳥の観察をきっかけに自然に親しみ、その大切さを理解することにつながるとありがたいです。
講師をして下さった寺田さんは、センターの季刊誌「えこせん」No.59の特集1で活動の様子を紹介しています。興味のある方はぜひ「えこせん」を読んで下さい。

(のせ)