祇園祭と檜扇(ヒオウギ)
エコセンでは、京都にゆかりのある希少な植物の栽培を行っています。
今回ブログで紹介する植物は「ヒオウギ」です。
漢字では「檜扇」と書きます。
葉の形が扇状であることからその名がつき、アヤメ科の多年草で黄色や橙色の花が咲きます。
そして、今朝、今年のヒオウギの開花を確認しました。写真のような花が咲きます。
しかし、花は一日花です。一日だけ咲いて、その日のうちに枯れてしまいます。
朝咲いていても、日が暮れるころや次の日には、花はしぼんでしまいます。
このヒオウギは、7月になると行われる祇園祭と深く関係しています。
今では、見られる機会が少なくはなってきていますが、災厄除去への祈りを起源とする祇園祭の期間中に、民家の床の間や玄関で、魔除けとして飾られていました。
京都ならではの花文化です。
エコセンの入り口の右手側に力強く端正な姿で葉を広げ、花が咲いています。
蕾もたくさんありますので、これからどんどんと咲いてくると思います。
祇園祭に出かける際には、エコセンのヒオウギも是非見に来てみてください。
(ながた)