くっつきました◎

6月初旬、このブログの中でコップが割れたことから「ものを大切にすること」

についてこのお伝えしましたが、今回は、その続編です!

 

じゃんっっ

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コップ、くっつきました!

 

実は、これ、自分でくっつけてみました。

日本に昔からある修理の技法「金継」をプロに頼もうと思っていたのですが、

スタッフの一人が継ぎ方を知っていたので、レクチャーを受けながら自分でやってみることに。

 (もちろん、金箔は持っていないので、金継にはなりませんでしたが…)

 

継いでいる様子を少しご紹介しますね。

 

材料は、白玉粉とうるし。

白玉粉はお湯で溶いて、ペースト状にします。

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うるしは、チューブで売っているものを使いました。

白玉粉のペーストとうるしを等量混ぜ、接着剤の完成!

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割れた面に接着剤を塗って、くっつけます。

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不安定だったので、輪ゴムで固定してみました。

乾燥させるときには湿気が必要だということだったので、濡れた新聞紙を入れたタッパーの中で保管しました。

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約1週間後…

 

 

しっかりと乾燥したようだったので、取り出してみました!

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継ぎ目のまわりについた不必要な接着剤を落として

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さらに、やすりで落として…

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完成です! 水を入れても漏れないし、ばっちりです◎

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コップが割れてしまったショックは大きかったですが、うるしで継ぐことによって、新たな味ができました!

そして、自分で直したこともあって、コップに対する愛着がいっそう増しました。

これからもこのコップ、大切に使っていこうと思っています◎

 

それにしても、米粉(白玉粉)とうるしで陶器をくっつけることができるなんて、昔の知恵って本当にすごいです!

そんな素敵な修理の技術とともに、ものを大切にする心もしっかりと受け継いでいきたいですね。

 

※人によって、うるしでかぶれることがありますので、ご注意ください!

 

(まつもとみどり)