エコセン 建物の仕組み

台風が過ぎ、幾分気温が下がった今日の京都でしたが、

夕方5時過ぎのエコセン外気温はご覧のとおり。

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この外気の温度を、自然のちからを使って下げる仕組みがあるのです。

ここはエコセン某所。(ごめんなさい。普段入れない場所です。)

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よく見ると説明書きが付けてあります。

近づいてみると、

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と、書いてあります。

普段、あまりお見せする機会の無い、エコセン平面図(地下)。

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図中、「ドライエリア」と書いてある辺りが、外気の取り込み口です。

空気の通る道は約80m。ゆっくりと「アースピット」を通過した外気は、

最終的に、このくらいになります。(条件によって下がり幅は変わります)

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ここからさらに、取り込んだ空気の温度をさらに下げる装置があるのですが、

説明すると長く、とても長くなるので、その仕組みについては、別の機会に。

温度を下げた空気は、館内のこんなところから吹き出します。

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そして、吹き出した空気は、室内を漂い、室内の熱を受け、

こんなところから吸い込まれます。

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これ、どこにあるのか、エコセンに来て、探してみてください。

吸い込まれた、空気は、こんなところを通って、

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ここから吹き出します。

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「取り込んだ空気の温度をさらに下げる装置がある」と先ほど書きましたが、

じつは今、これが故障しています。ですので、エコセン暑いです。

特殊な装置(特注品)で、今、所有者の京都市さんと協議して、

なるべく早く修理できるよう進めています。

それでも、この「アースピット」があるおかげで、ギリギリのところでしのげています。

それ以外にも、いろいろ知恵を絞って、少しでも涼しくなるよう工夫していますので、

是非エコセンに遊びにきてください。(いわまつ)