日系研修「環境教育リーダー養成研修(都市型環境教育)」成果報告会を実施しました【日系研修員活動記】

日系研修生の成果報告会を実施!

JICAの委託事業(受託機関:京都市環境保全活動推進協会)の一環で、京エコロジーセンターを環境教育実践の場として、ブラジルより佐藤マルタあきこさんの受け入れを実施していましたが、この度、無事に研修を終えられました。(研修期間:2023年1月18日(水)~2023年2月14日(火))

そして、1か月にわたった研修の成果報告会が2023年2月14日に開催されました。
1か月弱という短い期間でしたが、エコセン内の活動にとどまらず京都府以外にも足を延ばし、精力的に研修日程をこなされ、充実した期間を過ごされました。

佐藤さんのブラジルでの勤務先が運営する水の博物館は、来館者に展示内容を伝えるツールがないそうです。何とか、来館者に展示内容を伝え、環境問題に関心を持ってもらう方法がないかを研修の中で模索されていました。

環境関連の成果報告会では、ブラジルでの職場で研修で学んだことを活かすための工夫、活動を通しての気づきや学び、また今後の展望について発表されました。

日本滞在期間中に学んだノウハウやワークシートを使った展示物のメッセージの伝え方に興味を持たれたようで、帰国後に実践していきたいという強い決意が感じられました。

 

報告会の参加者はスタッフとボランティア合わせて22名ほど。
発表の後には質疑応答の時間を取り、多くの質問やコメントをいただきました。
最後に、独立行政法人国際協力機構 関西センター (JICA関西) 開発大学院連携課の担当職員様より修了証が授与されました。

わずかな期間でしたが、一生懸命に研修課題に取り組まれる佐藤さんの姿に私たち職員も大いに刺激を受けました。

ブラジルの文化の一端もわかり、事務所の雰囲気が明るくなった1か月間でした。

研修期間中に使われていた座席が空席となり、寂しくなりましたが、ブラジルでの佐藤さんのこれからの活躍を地球の裏側からエールを送りたいと思います!

(ささき)